・18日(土)は雑司が谷ジャングルブックスでの雑司が谷選集
検討会議に参加しました。
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http://jbooks.exblog.jp/21547843/
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・これは雑司が谷と名の付いた文章を探してきて、1冊の選集と
して本をまとめてみましょうというプランの検討会です。
・わたしは3回目の出席ですが、半年に1度行われています。
・今回は豊島区郷土資料館運営委員の余吾育信さんの「金子直徳」
と古書往来座代表の瀬戸雄史さんの「木山捷平」。
・金子直徳は江戸中期のひとですが、知りませんでした。
余吾さんのはなしを聞くとへえーというようないろいろなもの
を作って現代に残しているのですねよ。余吾さんは智識が豊富で
聞いていて感心してしまう。歴史の本に頼るだけでなく、取材を
こころみているからはなしに厚みがある。
・あといつも余吾さんのはなしがおもしろいのは、異論というか、
他の説がでてくる。そうすると謎がうまれてきて、真実はどうだ
ったんだということになっていく。まるで推理小説でも読んで
いるよう。今回も金子直徳の年表の異説が最後に出てきて、
うーんとうなって終わったような感じでした。
*
・瀬戸さんの木山捷平。これは木山の雑司ヶ谷に関わる記述を集めて
一冊の美しい冊子を作ってきた。
・そのなかに「市外」という一編をラジオドラマにして聞かせてくれた。
音楽あり、効果音ありの本格的。40分はあったろうか。瀬戸さんと
のむみちさんが声優ででてきて木山捷平の世界を味わえました。
長すぎだけどね。
*
・郷土愛というか、自分が住んでいるところの歴史を掘り返すことって
興味がつきないんだよね。
*
・きのうは、千駄木の往来堂書店と出版社の羽鳥書店の主催で日本画家
山口晃さんの講演会のお手伝いに不忍通りふれあい館に行ってきました。
・「すゞしろ日記 弐」山口晃 (羽鳥書店)の発売記念講演であります。
- 作者: 山口晃
- 出版社/メーカー: 羽鳥書店
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絵や字を書きながら進んでいくんだけど、しゃべることより先に手が
動いてなにかを書いているんだよな。頭脳と手が一致している。
・会場は超満員。山口晃さんの女性ファンはわたしのまわりにたくさんいる
のだが、講演を聞いていてよくわかった。男前であるだけでなく、これだ
け笑わせて人を引き付ける、ほんと魅力的なひとでした。サービス精神も
旺盛だし。
*
・楽しい二日間を過ごさせてもらいました。
ということで連日連夜終電車。きょうは早く寝ます。