本間健彦『60年代新宿アナザー・ストーリー』

 

本間健彦『60年代新宿アナザー・ストーリー』(社会評論社

 読了!

・昨年の不忍ブックストリート一箱古本市でとみきち屋さんから

 購入して積読状態になっていました。申し訳ない。

         *

本間健彦が編集長をしていたタウン誌「新宿プレイマップ」を

 とうしての自分史だというこの本。「新宿プレイマップ」は

 知らなかった。

         *

ジャズ派の屯所、「ピットイン」や「イレブン」にもあまり行かない。

飯は要町「桂花」の九州ラーメンを好む。

・これは「新宿プレイマップ」に書かれた平岡正明の文章。

・先日、久しぶりに「ピットイン」へ行った。60年代は、

 紀伊国屋の裏にあった。いまは2丁目。増尾好秋グループを

 観にいったのだが、駅から「ピットイン」へ行く途中

 「桂花」で食べようと思ったら社員研修でお休みであった。

 60年代には「桂花」はもうあったのか。わたしはたぶん仕事を

 はじめてからだから80年代に入ってからか。

戦争と核兵器に対しては明確に拒否の態度を堅持するという

コンセンサスはあったはずなのだけれど、原発にたいしては

胡散臭さを感じながらも、断固として反対を表明してこなかった

という思いがあったからだ。

・「原子力の平和利用」という宣伝文句を鵜呑みにしたわけではない

 が……。とも書いてあるが、あの60年代であっても空気はそういう

 ものだったんだろうな。

         *

自分自身で自分の生き方を発明する以外に救われる道はない」

・仲田修子さんのことばがずしりとくるなあ。

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・60年代の新宿は知らない。古い新宿といったらゴールデン街

 ション横が残っているけれどあまり懐かしさは感じない。それ

 なのに東口の「BERG」だけは昔の新宿を感じるのはなんでだろう。