きのうは、加東大介のことを書いた。
無意識にのうちに本の連鎖が続く。
「南の島に雪が降る」の光文社知恵の森文庫版
を発見した次の日に、加藤晴之「蕎麦打」(ちくま文庫)
を本屋で手にしてぺらぺらと中身をめくっていた。
そしてこんなことばが目に飛び込んできた。
私は俳優加東大介の一人息子として生まれた
おいおい。きのうの今日じゃないかい。
おとっつぁんの次にむすこさんか。
購入の意思はなかったのだが、このひとことで
買ってしまった。そばの本なので父親のことを
書いている訳ではないのだが。そしてまだ
書物連鎖はつづくのである。