平田さんではじまる2017年

・ETV日曜美術館北斎を見ながら、コシズカハムのコンビーフ、墨絵のイチジクパン、
 萬福亭のニカラグア産珈琲の朝食。至福の日曜日の朝である。
・あっ、あけましておめでとうございます。ことしもよろしくお願いします。
 ことしは酉年なので「やまがらさんの年ですね」なんてうれしいことを
 年賀状に書いてくれた方がいらっしゃいました。
        
・きのうは、おとといに終電で帰宅するも早起きして「さわこの朝」
 を見る。午前中はだらだらと過ごし、でかける。
・電車を乗り継ぎ、南阿佐ヶ谷の書店「書原」をのぞく。20年ぶりぐらいか。
 入った瞬間、「あぁ、書原だ!」と。毎日のように通っていた西新橋 書原
 の空気がそこにあった。ジャンルが細かく分類されていて、作者の名前で
 わけられてもいる。軽い本ばかりを並べた最近の書店のような雰囲気がない。
        
・新宿に出る。新宿三丁目のC5出口からあがるとすぐにSPACE雑遊がある。
 SPACE雑遊10周年のイベントに来る。平田満+井上加奈子の「(お)もろい夫婦」を
 観るために。リーディングをいう形の芝居である。舞台にたつお二人が台本を
 手にしながら、平田俊子さんの詩集「(お)もろい夫婦」を読んでいく。
・平田さんの詩集のなかでも毒を含んでいて、ギャグ満載の「(お)もろい夫婦」。
 これを以前からみたいと思っていた。漫才のようであり、夫婦喧嘩のようであり、
 おかしかったなあ。最後は平田俊子さんも檀上にあがり「甘い傷」と2つの詩を
 リーディング。ひとつは「戯れ言の自由」に載っている「犬の年」だった。

おもろい夫婦―平田俊子詩集

おもろい夫婦―平田俊子詩集

戯れ言の自由

戯れ言の自由

        
・いま読んでいるのがこれも平田俊子さんの「低反発枕草子」。
 これはもう良質のエッセイで、ことばのひとつひとつを分析して、解説を加えて
 もひとつおまけにシャレが効いている。
低反発枕草子

低反発枕草子

        
・そうそうSPACE雑遊10周年のイベントは、缶ビールが配られて、太田篤哉 X 椎名誠
 太田篤哉 X 平田満トーク。そのあと鏡割りで米沢の美味しいお酒がふるまわれる。
 生で椎名誠が見られるとはなあ。
・そとに出て、思い出したことがあった。SPACE雑遊は、マルセ太郎の追悼公演を観に
 きたなあ。10周年記念にいただいたパンフレットによれば2007年12月コメディオンザ
 ボードの「酒場劇場」だった。寒い中行列に並んでた。もう9年も前か、あのころの
 ことをちょいと思い出した。
        
・桂花でターロー麺食べて、ベルクでアイスラテ飲んで帰宅。