スズキナオ 『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』

・スズキナオ 『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』

 (スタンドブックス)読了!

・誰かのツイートで銭湯の鏡広告のWEB記事を知って読んでみた。

 いまはすたれてしまったであろうことを深く掘り下げて取材

 していて、感心したのである。

・その読んだ銭湯の鏡広告のことを書いたのがスズキナオ。

 このことはこの本にも載っている。

         *

・面白いことを見つけて実行する。これがいいんだね。

 その面白そうな世界に入ってしまったかのようで。

・ラーメン屋や居酒屋のこともでてくるが、雑誌の記事とは

 違う。雑誌の記事は1軒あたりの文字スペースも限られている

 から飾られた平易なことばを使っているから後に残らないんだな

 ということがこの本を読んでわかった。たとえば、「個性的な店主」

 なんて書いてあってもちょっと変わっているんだなぐらいにしか

 思えない。福寿の店主なんかインタビューそのまま載せているから

 「個性的な店主」が具体的で面白い人だということがよくわかる。

 こういうことっていままであったようでなかったんじゃないだろうか。

椎名誠の本を初めて読んだ時の新鮮さを思いだしました。

 

深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと

深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと

  • 作者:スズキ ナオ
  • 出版社/メーカー: スタンド・ブックス
  • 発売日: 2019/11/01
  • メディア: 単行本