・ことし出会ったことばです。読んだ本のなかからも
とりあげます。
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・「ウソつきと知りながら、そのウソに目をつむったまま
指導者を抱えていると、肝心な時に聞きたい言葉が聞けない。
自分たちの選択は、自分たちに返ってくる」
(1/9 毎日新聞朝刊 オピニオン 時の在りか 伊藤智水)
・「男女差別をなくしてこそが、少子化対策の根本である」
「日本が貧しくなったのは、新しい企業(産業)が生まれてこない
からだ」
「経済を成長させるためには……人口を増やすか、生産性を向上させる
以外に術はない」
(THE BIG ISSUE vol.398 日本の課題、こうすれば解決できる 出口治明)
・「モチベーションはあきらめから生まれる」
・「心が閉ざされた気分になった時、風を入れるには、
集中することをみつける
家族や仲間とのコミュニケーション
体を動かす」
・「無理をするな、素直であれ」
(日本の随筆 貧 種田山頭火)
・「中村哲医師。医師であるからこそ、清潔な水を得るために
井戸を掘り続けた」
・「そもそも自助で国民が幸せに暮らせるなら、政治なんて
いらないじゃないですか」
(3/5 毎日新聞夕刊 この国はどこへ コロナの時代に 佐高信)
・「歳をとってやっちゃいけないのは、説教と昔話と自慢話。
逆に、若者や部下相手にやるべきなのは、声に出して褒める、
将来の目標や希望を聞く、謙虚に相手から学ぶ」
・「STAY HOMEと言っても、HOUSEはあってもHOMEのない人間
は一定数いる。そこへの目配りが今後の社会課題となるであろう」
・「多くの人々が、これは問題だろうと思っているのに突き進む人々
がいて、終わったらうまくいった、と自画自賛するという展開は、
今年のコロナ禍の東京大会と(ベルリン大会が)ものすごく
重なるのである」
(8/1 毎日新聞朝刊 今週の本棚 オリンピック 岩間陽子)
・「比較されることもなく、比較することもせず生きていこう」
・「伝えるということは、一方的に情報やメッセージを発信する
行為にすぎません。一方、伝わるというのは、渡された情報や
メッセージが双方の間で一致して認識されている状態のことです。
この状態に至るには、受け取る側の人間が、伝える側がいったい何を
伝えようとしているのかと、主体的に考えるプロセスが不可欠なんです」
・「起こる全てのことには理由がある」
(9/12 毎日新聞朝刊 日曜くらぶ ポラン千秋)
・「たしかに、自分の肉体は、いっぺんこっきりで、かけがえのないものだ。
すべての平和論は自分の肉体を大切にすることからはじまっている」
・「先入観は可能を不可能にする」
(花巻東高野球部 佐々木洋監督)
・「目の前のことを見ながら先を見るのだ」
(坂口恭平)
・「日本を支配しているのは高学歴の日系日本人、中高年、男性」
・「それぞれの職業や立場にある人たちはみな篤実であった。そういう
時代。利益優先の商業主義が人格を壊す前だったのか」
・「なにか一つ会議で決め、世代を超えた意見交換やアイデア提案が
できたら、政治はひとごとではなくなるだろう。世の中は有識者や
経験を積んだ人たちだけで回っているわけではない」
・「ヒマになったので、体をきたえはじめました。ずいぶん弱っていた
ので、あっという間に、健康になりました」
(小説 増田みず子 田畑書店)
・「戦争に加担する人たちは、人間の尊厳を失った人たちであり、真実の
前に弱い人たちである。だから私たちは、真実の前に強くなければならない」
・「詩の最大の敵は、あらゆる固定観念である」
・「自分と向き合うとは、自分がめんどくさいと思っていることに
手をつけることから始まる」
(坂口恭平)
・「経済力、国力が落ちていく時に限って、考えることが軽視
されてしまう。貧すれば鈍するです」
(12/3 毎日新聞夕刊 片淵須直)
・「いいことは自分のせい、わるいことは他人のせい」
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・来年もよろしくです!