スズキナオ『遅く起きた日曜日にいつもの自分じゃないほうを選ぶ』(スタンドブックス)

 

 

・ことし最初の1冊。昨年末から読んでいたんですけどね。

 やはりむかしの椎名誠みたいだなあ。日々のことから

 ちょっとずれたことを実践してみる。そういう思いつきが

 いいよね。いつもの通勤とは反対のほうの電車に乗るとかね。

 なかなかやりそうでやらないこと、できそうでできないこと。

 それで日常が非日常になって新鮮な驚きに出会ったり、マイナス

 がプラスになったり。

・山で水を汲んできて焼酎を割って飲むとか、わたしもむかしは

 よくやっていたけど。それをこう文章にするというのはなかなか

 ね。実験を積み重ねて発表するなんて夏休みの自由研究みたいだし。

・小さいことというか、銭湯の鏡広告がどう作られているかなんて、

 知らないよね。そういうところがスズキナオのいいところ。