2023年をふりかえるー出会ったことば編

・「ジミヘンは長生きしていれば、マイルス・デイビス

 なれたよ」

 ことし1月に亡くなられた音楽評論家・田川律さんのことば。

 うーん、なるほどと思った。ジミヘンも音楽のジャンルを

 越えて常に前衛であったろうに。

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・「起こることには全て意味がある」

 (1/20 毎日夕刊 イマジン 藤原章生

 

・「山田詠美とはどんな作家より根っからのモラリスト

 である」

 (群像 202/1月号 清水良典)

 ……山田詠美「私のことだま漂流記」を読んで納得した。

 

・「人が出会うと意外なことが起こる」

 (NHK ヒューマン 52年目のMINAMATA アイリーン・

 美緒子・スミス)

 

・「書くためには読むしかない」

 (3/1 毎日夕刊 上野千鶴子

 

・「死んだら終わる自分の人生を味わえるのは

 自分しかいない」

 (3/2 毎日夕刊 板橋文夫

 

・「一番怖いものは常識」

 (3/14 毎日夕刊 羽生善治

 

・「現実を見る 世の中を見る 自分を見る」

 「生きている以上出来ることがある」

 (3/16 NHKBS1 最後の講義 宮本亜門

 

・「なぜ移動したいのか。移動は心を落ちつかせる」

 「相手を知るには自分を変えるしかない」

 (3/17 イマジン チリの息子と考えた 藤原章生

 

・「思っているだけでは平和は来ない。行動しなさい」

 (3/20 毎日夕刊 悼む沖縄戦元学徒 中山きく)

 

・「長寿だけが ”生命力” でもないはずです」

 (THE BIG ISSUE vol.452 ケアを紡いで 大宮浩一)

 

・「事実をいくら積み上げたところで真実にはならない」

 「組織とか権力、強いものは疑え」

 (NHKBS1 松本清張と日本の黒い霧未解決ミステリー

  横山秀夫

 

・「貧困など社会問題を扱った本は見つけられなかった

  (安倍晋三の蔵書をみて)」

 (5/24 毎日夕刊 今日も惑いて日が暮れる 吉井理記)

 

・「人はみんな話したいことを持っている。それを聞く

 ようにしなければいけない」

 (塩の道 宮本常一

 

・「迷ったら、やったことのない方を選ぶ」

 (5/30 毎日夕刊 あした元気になあれ 小国綾子)

 

・「万の偽りも一つの真実に敗れ去る」

 (6/8 毎日夕刊 中村哲

 

・「現代社会では戦争を選択したらもう負けなのだ」

 (毎日朝刊 オピニオン論点 8月のジャーナリズム

 の今後 保坂正康)

 

・「誰もがバカと言われるのを恐れている雰囲気がある」 

 (7/30 毎日朝刊 賢人と奴隷とバカ 酒井隆史

 

・「気温より低くなってきた内閣支持率

 (7/30 毎日朝刊 ちょっと違和感 松尾貴史

 

・「無縁遺骨や無縁墓も問題ですが、一番の問題点は

 生きながらにして無縁化しているような人がたくさん

 いることです)

 (8//1 毎日夕刊 無縁化社会の処方箋 小谷みどり)

 

・「人間には人間を殺す権利はない」

 (8/20 毎日朝刊 24色のペン 小田実

 

・「学ぶべきは長所から学ばなくてはいけない」

 (NHKEテレ 100分で名著 覇王の家 安部龍太郎

 

・3mの距離まで近づいたら目を合わせほほ笑みかける

 こと、1.5m居ないにちかづいたらこんにちわと

 いうこと」

 (9/10 毎日朝刊 新・心のサプリ 海原純子

 

・「SNSのいいねはどうでもいいねのいいねだからね」

 (9/30 毎日夕刊 スポーツいま会いたい 石川直樹

 

・「世の中は必ず変わる」

 (10/20 これだけは言いたい 山崎拓

 

・「本には読む時間の前に、選ぶ時間がある」

 (金曜日の本 吉田篤弘

 

・「みんなと同じことをやると競争になってしまう」

 (THE BIG ISSUE vol.467 奈良美智

 

・「写真は時を超えて、過去を現在にしてくれる」

 (12/17 毎日朝刊 迫る 佐野史郎

 

・「古典というものは、当時の前衛だったもの。前衛だけが

 古典として残るのよ。前衛であるものは何か伝えたいもの

 をたくさん持っているんです」

 (12/17 毎日朝刊 私の記念碑 馬場あき子)

 

・「間違っているかもしれないという不安を抱えながら、

 それでも私はこう思うと口にすることで、自分が変わって

 いく可能性に初めて踏み出せる」

 (12/17 毎日朝刊 文化の森 朱喜哲)

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・結局、動け!というメッセージが多い。

 自分が動いていない現れですね(笑)