黒川創『旅する少年』

 

・『旅する少年』黒川創(春陽堂書店)読了!

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・作家の黒川創さんが1973年〜1976年までの少年時代の旅行記

 主に終焉を迎えるSLを全国へ追いかけている。

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・出版されたときに書店で手に取ったのですが、

 あまりにもSL追いかけが詳細に書かれていて

 こわくなって読むのに時間がかかってしまいました。

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・自分の経験と重なる部分も多くて、忘れていて

 思い出したところに付箋を貼ったらいっぱいに

 なってしまいました。

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・たとえば「旭川駅のように深夜に夜行列車の発着の

 ある駅なら、夜通し待合室で眠っていられる」なんて

 旭川駅の夜の待合室はほんと足場のふみまもないほど

 人が寝ていたことを思い出しました。

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・また「岩見沢駅の近くに、安い立ち食いうどんの店があった

 のを覚えている」かけそば100円で天ぷらそばも月見うどんも

 100円という変な店がありました。当時、北海道でこれだけ

 安い立ち食いはなかった。

・SLを終焉まで追いかけていた皆さんにおススメの本です。