無駄は宝

・わたしには霊感がない。おばけも、火の玉も、UFOも見たことがない。
 しかし、一度だけ、アレって思ったことがある。
・お客さんと飲んだときのこと。その方は霊感が強いといって、
 わたしの右手に20cmぐらいはなれたところから手をかざしたんですよ。
 そうしたらその間をすぅーと風が吹いたんだ。
大宮エリー「生きるコント」(文藝春秋)を読了。

生きるコント

生きるコント

 この本は先日の「くにたちコショコショ市」でしましま書房さんから
 買ったのでした。
・この本のなかにも手をかざして風が吹くというはなしがでてきますが、
 気功なんですね。やっと解りました。
大宮エリーは、以前なにかのインタビュー記事を読んで興味がありました。

プライドを捨てて、目の前のことを一生懸命やってみるといいんじゃないかな。
ご縁があって巡ってきたものだから。もし違うと思えば次に行けばいい。
無駄は宝ですよ。

・メモをとっていたんだけれど、就職のはなしだったのかな。
          
・まあ、ドタバタな本なんだけど、初期の椎名誠のエッセイを思い出した。
 「哀愁の町に霧が降るのだ」とか、「さらば国分寺書店のオババ」とかね。
・巻末におすぎとの対談が載っているんだけれど、これがおもしろい。
 おすぎのことばに感銘を受けました。

個性が際だつと、疎外されるのよ。群れる人には共通項があって、
共通項があるということは、個性がないってことだから。