歩くということ2

・夕方4時40分。借りた自転車を返しに浦和を出発。
 2,3kmのところでもうバテバテ。産業道路を川口へ。
・川口に入ったぐらいからペースがつかめ、車道を往く。
 ギアは2番目に重い4。ガソリンスタンドは半分以上が
 休業。空いている店は長蛇の車の列。
・川口から新荒川大橋を渡る。遠くにかすんだスカイツリー
 春の川風が気持ちよい。ダウンを着込んでいたのに暑いくらい。
・もう、道は慣れている。6時20分に日暮里の信天翁に到着。
 ノンストップで18km 1時間40分。きょうの目標は「信天翁でビール」でした。
・山ちゃんがわたしの好きな黒ラベルを出してくれた。一気に2本飲む。
 うまい。どうも、自転車が好きになってしまったようだ。
          
・帰りに荻窪で途中下車して、古本カフェ「6次元」の古本市に寄る。

荻窪 6次元「古本募金」
http://www.6jigen.com/

・夕飯を食べようと思って店に入ったのだが、それどこではなく、古本の入った
 段ボール箱で埋まっていた。40箱はあるだろうか。
・集めた本には、値段がついていてその金額が募金になるというシステム。
 デザイン系のビジュアルがなかなかいい本が多かった。6冊買う。
・本もそうだが、お客さんの熱気がすごかった。みんなの気持ちがここに
 集まっている感じ。まだ、当分はやるそうです。
          
・たまたま、地震の時に読んでいたのが、前野久美子「ブックカフェのある街」
 (仙台文庫)。前野さんは、仙台「book cafe 火星の庭」の店主。

ブックカフェのある街 (仙台文庫)

ブックカフェのある街 (仙台文庫)

地震の翌日だったろうか、前野さんがTwitterに「無事です」とつぶやいて
 くれたのにはみんなホッとした。
・たまたまなんだけれど、この本に佐伯一麦トークが掲載されていてそのなかに

主婦たちがトイレットペーパーがなくなるというんで大量に買い求めたりとか、
そういうのもほんとうはファシズムなんだよね。そういう、どっかから判断停止
になっちゃう人間の恐ろしさです。

 というのが出てきてびっくり。
          
Twitterがすごいなと思ったのは、地震に強かったこと。それとことばが、
 こころを動かすのだなと思ったこと。作家や詩人、漫画家、ミュージシャンなど
 がそれぞれのことばで表現しているのがすばらしかった。励ましたり、
 ユニークだったり。いいつぶやきは100人以上のRTされていた。
 被災地からのツイートも身につまされた。情報としてはマスコミより貴重だ。
          
・雑誌「アエラ」の表紙が醜い。朝日の組織が狂っているんだろうな。上の人が
 こうしようと言ったら、反論もできずにそのまま流されて世間にでてしまった
 という感じかな。
セリーグの開幕を強行しようとしている読売も同じだろう。
 柔軟性を失った組織。
・衝撃的な映像を繰り返しながしているワイドショー的な報道しかできない
 民放テレビも観る気がしなかった。
・これもTwitterだが、テレビや新聞を「旧メディア」とつぶやいていたのには納得。
          
・きょうはそんなことを考えながら自転車をこいでいた。