書原 新橋店閉店

・「空犬通信」のブログで書原 新橋店が7月15日に閉店したことを知る。

空犬通信
http://sorainutsushin.blog60.fc2.com/blog-entry-1663.html

・そうかもうないのか。知らなかった。残念。
 書原 新橋店はわたしがいままでで一番本を買った新刊書店では
 ないだろうか。1985年から1995年は会社と新橋駅のあいだに
 あった書店だから、毎日のぞいていた。
・いまでも、書源のカバーがかかっている本がいくつかある。
 手当たり次第にみていくと

小林カツ代「自給自足」(日本経済新聞社)1996年
永島慎二銀河鉄道の夜」(日本放送出版協会)1996年
夜久弘COMICばくつげ義春」(福武書店)1989年
佐藤忠男黒澤明解題」(岩波書店同時代ライブラリー)1990年
横山厚夫「一日の山・中央線私の山旅」(実業の日本社)1990年
「山の本 1〜5」(白山書房)1992年〜1993年
森清「会社で働くということ」(岩波ジュニア新書)1997年
花村萬月「自由に至る旅」(集英社新書)2001年
石井忠「海辺の民俗学」(新潮選書)1992年

・本の題名を観ているだけで、あの時代になにに興味を持っていたかが
 思い出される。あのころは、古書店より書源で本を買っていたのでは
 ないだろうか。いまなんかより雑誌もよく買っていた。「東京人」
 「サライ」「dancyu」。
・お店のたなを思い出してみる。入り口の手前は雑誌(一般誌や女性誌
 が並んでいた。入り口右手が芸術関係。陶芸、写真、映画、書、絵画。
 白洲正子アラーキー、小津などの本がいっぱい並んでいた。
 あの「INAX BOOKLET」シリーズもずらーり。「季刊 陶磁郎」も
 ここで見つけて買った。1号、3号、7号。
・入り口の右手がレジ。レジの前にはいつも「校正記号の使い方」
 (エディタースクール)がおいってあった。どうしてなんだろう。
・レジから左側がコンピュータや経済関係。レジの前が柱を囲んで、
 岩波文庫講談社学術文庫など固めの文庫。その奥に文庫棚。
 右側の棚はなんっていったらいいのかな。左側がエッセイというか
 教養というか。裏側が文芸なんだけど少ない。その割にそそる本が
 多かった。その裏、壁側が世界関係(旅行書など)。
 その棚の平台が落語。
・その奥の棚が、精神系、心理学やジェンダーやらなんやら。
 ここも充実していたな。
・右手が料理書。その奥が覚えていないなあ。
・料理書のといめんが実用書。生物やらなんやら奥が児童書。漫画。
 漫画もガロ系が多く。ここでしかみない漫画があったな。
・実用書の奥が軽めの文庫など。その左側が音楽の本や雑誌。
 そして趣味の雑誌。
・いやあ、残念。あの本の並びをもういちど眺めていたかった。