みる きく さわる 絵本展

・きょうも暑かったですね。ずいぶんとベランダに水をまいたのですが、
 意味なかったです。
・練馬まちづくりセンターの三谷さんから案内をいただき、
 練馬文化センターで行なわれている「みる きく さわる絵本展」に
 行ってきました。(14日で終了!)

「みる きく さわる絵本展」
http://blog.canpan.info/udsquare/archive/52

・バスと西武線を乗り継いで練馬へ。練馬駅で降りるのははじめて
 ではなかろうか。駅前文化センターの2階ギャラリーへ。
・狭いスペースですが、「字のない絵本」「声にだしてよみたい絵本」
 「布の絵本」などキチンとコーナーわけされて絵本が並べられていました。
・まず、入り口近くの「字のない絵本」ではまってしまった。

アンジュール―ある犬の物語 ガブリエル・バンサン

アンジュール―ある犬の物語

アンジュール―ある犬の物語

・この絵本には字がない。絵のみ。でも伝わるんだ、犬の気持ちが。
 内容は書きませんが、テレビで観た震災のドキュメンタリーに
 同じようなシーンがあってせつなくなってしまった。
・もうひとつが

おふろやさん 西村繁男

おふろやさん (こどものとも傑作集)

おふろやさん (こどものとも傑作集)

・これはもうなつかしい。わたしのこどものころの銭湯だ。
 これも字がないんだが、見ているだけでウキウキしてくる。
山田風太郎は「夜半のさすらい」というエッセイのなかで

西洋人にとって、風呂はただ垢の処理場である。だから浴槽
といっしょに便器をならべる。

 と書いている。日本人にとってはどうかというと

日本人にとって風呂は保養の場である。だから銭湯に富士山の
絵など描く。

 と言っている。だから、銭湯の絵本が楽しいのだな。
・三谷さんに聞くと「字のない絵本」は字の読めない小さな子
 でも楽しめるのだそうだ。字のない絵本は、絵で読ませる
 絵本なのだ。そんな小さな子でも楽しめるのが

かぞく ヘレン・オクセンバリー

かぞく (ヘレン・オクセンバリーのあかちゃんのえほん)

かぞく (ヘレン・オクセンバリーのあかちゃんのえほん)

・「家族はそばにいるんだよ」って赤ちゃんにだって理解できる
 んじゃないか。
・障がいも持つ子供たちのためのイベントかと勝手に思い込んで
 いたのにまったくもって自分が絵本に開眼させられてしまった
 のでした。