Pippo・ヨンネ・のむみち

・「Pippo・ヨンネ・のむみち」これ古本検定の問題にいいのではないかな。
 わかる人は相当な古本通です。
         
Pippoさん、ごめんなさい。紹介するのが相当遅くなりました。
 近代詩の伝道師 Pippoさんの初の著書。

Pippo「心に太陽をくちびるに詩を」(新日本出版社

心に太陽を くちびるに詩を

心に太陽を くちびるに詩を

・かわいい本です。サイズは小B6判、表紙は、黒田三郎紙風船を元にしたイラスト。
・わたしのような近代詩に疎いものにとって入門書としては最適。知らない詩人は
 とっつきずらいんだが、この本が入口になった。
・紹介されている詩のなかで一番好きなのが、草野心平の「えぼ」

いよう ぼくだよ
出て来たよ
えぼがへるだよ
ぼくだよ

・いいでしょ。春の息吹を感じます。
         
Pippoさんのことは何回かこのブログでも紹介したけど、敏捷性があってものごと
 への対応が早い。パッと決めたらパッとやる。これからも活躍が楽しみです。
・ちなみにippoさんの妹は古本座敷童子です(笑)

ぴっぽのしっぽ
http://blog.livedoor.jp/pipponpippon/

         
・ヨンネさんが古本検定としては一番難しいかもしれない。mondobooksという
 古本ユニットに参加しています。
・ヨンネさんも昨年の12月に初の著書をだしました。

ヨンネ「はじめて手でつくる本」(エクスナレッジ

はじめて手でつくる本

はじめて手でつくる本

・ヨンネさんは豆本作家で、たくさんのワークショップを開催しています。
 この本は自分で本をつくるというガイドブック。細かい工程をたくさんの写真
 を使って紹介しています。これが実にわかりやすい。
・先日、2月に行った神楽坂てまめの「小さな古本市」の打ち上げがありました。
 同時にヨンネさんの出版記念会にもなりました。内緒で谷中のケーキ屋さん
 「マルグリート」で巨大なマドレーヌを作ってもらいお祝いしました。

古本と手製本 ヨンネ
http://yon-ne.com/

         
・のむみちさんは、答えを先にいうと古書往来座の店員さんです。「名画座かんぺ」
 というフリーペーパーを毎月発行しています。このフリーペーパーが、細かい手書き
 の字でびっしりと都内の5つの名画座の上映予定が書かれています。この作業は
 ほんと大変ですよ。我々ぴあ世代にとっては、どうしても紙媒体で観たい映画を
 見つけたいというのがあります。「名画座かんぺ」はそんな気持ちを汲み取って
 くれています。
・そののむみちさんが、企画したのが「名画座手帳」

2016名画座手帳(トマソン社)

名画座手帳2016

名画座手帳2016

・この手帳には監督や俳優の生年月日や命日が、はみだしぴあのようにカレンダーの
 下のほうにびっしりと書いて有ります。これがありがたい。ああ、この日はこんな
 日なんだって。あと、その名画座の座席表や、監督の活動期チャートなんていうの
 もついていて見ているだけで楽しくなってきます。
・のむみちさんにサインをもらいました。

のむノミムメモ
http://ouraiza.exblog.jp/i2/

         
・3人とも好きなことをやっているだけではない、それを追い求めているところに魅力が 
 あります。
         
・この3人を追いかけているわけではないでしょうが、注目すべき二人のニューフェイス
 がいます。
・ひな菊の古本さんとベランダ本棚さんです。2人とも昨年の不忍の一箱古本市でデビュー
 してそこからあちらこちらの一箱古本市に参加しています。
・二人ともその一年の記録をフリーペーパーにまとめました。

・積極性と若さ。粗削りで無謀かもしれない行動力。楽しみな二人であります。
・それにしてもこう女性ばかりが成長しているようにみえるのはなんでだろう。
 男性のアピールが弱いのか。まだまだわたしも頑張らねば……