追悼 谷口ジロー


・連休はほとんど家を出ず。大掃除をしようと
 思っていたのだが案の定挫折。余計に散らかっちまった。
・でものんびりすることはできた。こういう日も
 ありだな。
         
谷口ジローの訃報にはびっくりした。まだまだ、
 活躍してほしかった。ここ10年ぐらいで多くの
 漫画を読んだ。最初は「坊ちゃんの時代」かな。
・教科書どおりのような歴史漫画、文学漫画とも
 違うリアルさがあった。登場人物の会話によって、
 当時の東京の空気が伝わってくるようだ。
 原作は関川夏夫。
・「孤独のグルメ」も同じ。食べたことがある
 お店が何軒か出てきたけど、そのお店の雰囲気が
 そのまんま。原作久住昌之
・「散歩もの」「歩くひと」「ふらり」と続く、
 散歩シリーズは好きだな。街や郊外を歩く意味は
 あんまりなく、大きな展開もなく小さい出会いが
 あるだけ。
・ウロウロさんがインスタグラムに書いた追悼記事が
 非常によくて、一部を書きだしちゃう。

大友克洋は天才だが谷口ジローは弛まぬ努力のひとだった。

・確かにハードボイルド描いていたころに比べると、
 数段絵がうまくなっている。どの作品か忘れたが、
 谷口ジローも時代の流れからか、大友の絵を意識した
 SF作品があったわ。
・「神々の山嶺」は山好きにはたまらない作品。破天荒な
 アルピニストってだけでどきどきします。

         
・ここ10年間で古本屋で購入した谷口ジロー作品をピックアップ
 してみた。年はこの本の発行年です。「神々の山嶺」や
 「ブランカ」などがもれています。もちろん新刊で買ったもの
 は含まれていません。
・90年代以降の漫画はほとんど読んでしまった、そこから古い
 ハードボイルドものなどを見つけて買うようになりました。
・悲しいかな手元に残っているのは、「ナックルウォーズ1」と
 「森へ」の2冊のみ。みんな一箱で売ってしまった。
 あぁ、いま谷口ジローを読みたいという衝動に駆られている。

孤独のグルメ」扶桑社2011年(久住昌之
「散歩もの」扶桑社文庫 2009年(久住昌之
「歩くひと」小学館文庫 1998年
「ふらり」講談社 2011年
「坊ちゃんの時代」双葉文庫 2009年(関川夏夫)
「坊ちゃんの時代 第4部」双葉社 1995年(関川夏夫)
「坊ちゃんの時代 第5部」双葉社 1997年(関川夏夫)
センセイの鞄 1,2」双葉社2009年 2011年(川上弘美
「欅の木」小学館 2010年(内海隆一郎)
「父の暦」小学館1995年
「森へ」河出書房新社 1994年
「犬を飼う」小学館 2009年
「神の犬」小学館 2009年
「冬の動物園」小学館 2008年
シートン 1」双葉社 2005年
「青の戦士」双葉社1996年
「海景書店」双葉社1986年
「サムライ・ノングラータ 1,2」小学館 1991年(矢作俊彦
事件屋稼業 1,2」双葉社 2008年
「西風は白い」双葉社 1984年(関川夏夫)
「地球氷解事記 上」双葉社 2002年
「リンド 3」講談社漫画文庫 2004年(関川夏夫)
ナックルウォーズ 1」秋田書店 昭和58年(狩撫麻礼