・原田マハ『キネマの神様』(文春文庫)読了!
・続けての原田マハ。まさしくマハにハマってしまった。
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・映画にもなったから、話題の本である。これから読むひと
もいるだろうから内容は書かないが、ひとつだけ。
1989年12月16日に観た、ということがでてくる。いやあ、
わたしも観た。わたしが観たのは1990年4月16日。
ロードショーを観たのにこんなに期間が離れているのは、
そうそう半年間もずっとロングランでやっていたのだ。
・当時、わたしは職場が新橋にあり、仕事が終わってから
レイトショーで観ようとシネスイッチ銀座まで歩いて
行ったのだが「満員札止め」。何回行っても入れなかった。
それで観るのに半年もかかってしまったのだ。
・この本の解説で片桐はいりも「ニュー・シネマ・パラダイス」
にふれていて、単館ロードショーだったとのこと。
いまじゃ、考えられないだろうね。
・わたしも泣いた。この本にも同じようなことが書いて
あるが、ラストシーンで泣いたから恥かしくてね。まわりの
客はほとんど女性だったし。最後まで椅子に座っていて、
こっそりと席を立った。
・1週間後にもう一度観に行って同じように泣いた。