そのときは、教科書に載っている国宝ばかりに目が
いってしまったが。
*
(平凡社)は楽しい。
・いままででこんなに集中して写真集を眺めたこと
はなかった。のっぺらぼうの土偶からはじまる系譜。
笑っていたり、写実的であったり、仮面かぶったもの、
踊っているようにみえるもの、顔のないものまである。
・こんなにもたくさんのかたちを持っていて、これも土偶
なのかと思わせるものも。多くの土偶の写真を見ていると、
なんだかわからないが引き込まれていくちからを感じる。
・簡潔な解説がいい。長々と説明せずにみたままのこと
しか書いていない。北海道からも発掘されているのですね。
900キロも離れたところから似ている土偶が見つかったり。
それにしても土偶が2万点もあるとは知らなかった。