・先日、1泊2日で長野に行ってきました。
・家を出て1時間半かからずで長野着。
新幹線は早いわ。軽井沢あたりは雨。
長野も積雪はなく、登山靴を履いてきた
のに期待外れ。
・雪が降りだし、松本着。塩尻ー辰野間が不通とのこと。
やばいと思いながらも街にでる。
・どこかで珈琲が飲みたい。調べると谷中から移転した
「ボッサ」は遠く、吉祥寺から移転した「かうひいや
3番地」は開店前だった。それではと思い「栞日」に
おじゃまする。「栞日」はうすうす知っていた。
(↑上の写真)
・元は電気屋だったのか、改装してブックカフェに。
古い調度品が目につく。2階で本を売っているという
ことで2階へ。ミニコミ誌やzineなどけっこう本が
並んでいる。写真のとおり本と本箱で美しい空間を
創り出している。
・ゆったりとした椅子に座り、浅煎りの珈琲をいただく。
これがむちゃくちゃうまい。もう、ここにはいつまでも
居られる。
*
・店を出て古い通りから駅に向かう。
・途中、古本とレコードのお店「アガタ書房」を
見つけて入る。いやあ、古本屋が見つかるとは
思わなかった。本の分類が行き届いていて、
見やすい。
・いままで見たことのなかった「特集つげ義春」の
小冊子を購入。こういう掘り出し物が見つかるの
がうれしい。つげの座談会まで載っている。
*
・駅に戻ると塩尻ー辰野間は終日運休とのこと。
ただしみどり湖経由の新線回りは動いている
のでホッとする。
豊橋ー豊川間はむかし仕事で乗ったことが
あるが長野県側は初めてなのでうれしい。
・伊那市に到着。古い町の感じがある。
・きょうの目的地「たけうま書房」は、すぐに
見つかる。とびらを開けると土間に本棚がならび、
奥にこたつに入ったたけうまさんが顔を出す。
・たけうまさんは一箱店主仲間であったが、
もうプロの古本屋店主になって10年目である。
・家のなかを案内してもらう。3階まであり蔵が
くっついていたり、小さな部屋がちょこちょこ
あって複雑なつくり。使用人がなんにんもいた
そうだ。ドアのついた階段なんて津軽の斜陽館
以来じゃないか。
・たけうまさんが紹介してくれたエビスホテル
にチェックインする。大浴場で朝風呂ができて
朝食付きで5800円は安い。安いだけでなく快適
に過ごさせてもらった。いやあいいホテルです。
・ふたたびお店に行き、たけうまさんの仕事が
終わるのを待って飲みに行く。たけうまさんと
飲むのも久しぶり。古本のはなしはつきない。
・次の日、部屋のカーテンを開けると雪が
積もっていた。これはまずいと予定を変更して
8時代の電車に乗って上諏訪へ。
・きょうの目的地に行くのはまだ早いので、片倉館
へ行くことにする。10時の開場を待ってざぶん。
そう片倉館は千人風呂といわれた温泉なんです。
・エビスホテルの朝風呂に入っているから午前中に
2度も湯につかる。快適このうえなし。
*
・「言事堂」がきょうの目的地。雪の中、迷う。
グーグルの表示が違っているようだ。
わたしが最初に那覇のお店に行ったのは10年前。
那覇の一箱が台風で中止になったとき、手を指し
述べてくれたのが「言事堂」さんでその時の
本の入った箱を1か月お店に置いて売っていただ
いた。お世話になりました。
・お店は、けっこう広い。天井は大きなはりが
むき出しになっており、薪ストーブが暖かい。
本棚は、美術や写真関係の本が充実しており、
郷土資料も充実している。
・捜していた塩の道の本を見つけて、どびあがるほど
うれしく購入しました。
・「言事堂」さんともいろいろはなしができた。
探していた本も手に入り充実した信州の旅に
なりました。
・埼玉北部、群馬、栃木の一部とちょこちょこ
歩いてきてことしは長野だなあ。