磯田道史『歴史の読み解き方』

・古い友人が画家になって個展を開くときいたので、
 新宿に足を運ぶ。

“TIMELESS”山形 潔香展
新宿 京王プラザ ギャラリー
〜7/19(水)まで
http://www.keioplaza.co.jp/event/timeless
https://www.kiyokayamagata.com/

・ホテルのロビーから右奥に喫茶スペースがあるのだが、
 そこを囲むように絵が飾られている。これがね、ぴったんこ。
 茶系統の落ち着いた雰囲気の空間に反比例するような
 鮮やかな色彩の絵画。いままでずっとそこにあったかの
 ような。
・山形さんにお会いするのは12年ぶりだろうか。だから、
 わたしは緊張していたのだが、すうっと、はなしが
 できた。そうだ、それが山形さんだ。今回の個展の
 タイトルにあるようにタイムレス。
・絵を描いているなんて全く知らなかった。ちょっとした
 ことから絵を発表するようになったそうだ。絵の
 イメージはいつもあたまのなかにあって、ぱあっと
 描くことができるそうだ。
          
・色使いもさることながら、色を重ねてそれを引っかいて
 下の色がかすかにでてきたりするところ。そこがすごい
 なあと思った。上の色と下の色、その組み合わせがね。
・山形さんの絵を鑑賞して、いろいろとはなしをして
 なんだろう自分もまだまだだなという感じがした。
・わたしも絵を描いてみようか(すぐ調子にのる!)
          
NHK BSプレミアムの「英雄たちの選択」は好きな番組。
 歴史のできごとを振り返って、その時の選択は正しかったのか、
 もしくは間違っていたのでは。を検証していく番組と
 いえばいいのか。
・この番組の司会者が磯田道史で、いまいちばん卓越した
 歴史学者じゃないだろうか。歴史をひもといていくと
 現代につながっているということをひとつひとつわからせて
 くれる。なぜ、日本では政治家の世襲が多いのか、ということ
 がこの本の最初にでてくるがなるほどなと思うわ。
磯田道史『歴史の読み解き方』(朝日新書

・この本のなかで家康のことばがこころに残った。

人間の本心を知りたいなら、言葉よりも行動を見よ

・もう、いまの政局にすっぽりあてはまってしまうでしょ。